毎年11月11日はアメリカの祝日ベテランズデーです。日本はポッキーの日ですね!
今回はアメリカに住むなら知っておきたい知識の一つとしてベテランズデーを紹介します。記事の最後でニューヨーク市で毎年行われるパレードの様子をご覧いただけます。
1. ベテランズデーとは?
ベテランズデーは「復員軍人の日」と言われ復員軍人を称える日であり、また第一次世界大戦(英語: World War I)を終結させた休戦条約を締結させた記念日でもあります。
第一次世界大戦の主な戦いは、1918年11月11日11時にドイツが休戦協定に調印し正式に戦いは終わりました。
補足: 第一次世界大戦は1914年(大正3年)〜1918年(大正7)に行われた人類史上最初の世界大戦です。ヨーロッパが主な戦場。
復員とは?[名](スル)戦時編制の軍隊を平時体制に戻し、兵員の召集を解除すること。また、兵役を解かれて帰省すること。「外地から―する」(引用: goo辞書)
アメリカで初めて休戦記念日を祝ったのは1919年、当時第28代アメリカ大統領だったトーマス・ウッドロウ・ウィルソン(英語: Thomas Woodrow Wilson)の時でした。
ベテランズデーは退役軍人の日と訳されることもあります。ベテランズデーは英語でVeterans Dayと書きアポストリフィーのSがないのが正式名称です。(よくVeteran’s DayやVeterans’ Dayと書かれますが、これらは誤りです。)
2. ベテランズデーは全州休みなの?
ベテランズデーは連邦政府も州政府も定めた祝日ですが、ほとんどの場所では通常と通り営業します。カレンダーには祝日となっているので「休みじゃん!!やったー!」と思ったら「な〜んだ・・」とがっくりするパターンですね。祝日って言う意味ないじゃーん。笑
役所・銀行・金融市場は正式に祝いますが、多くの学校・企業は休みではありません。なんだかコロンブスデーと同じようですね。もちろん学校や企業によっては休みのところもありますよ。
3. ベテランズデーとメモリアルデーの違い
よくベテランズデー(英語: Veterans Day)とメモリアルデー(英語: Memorial Day)がごちゃごちゃしてしまうのでここで違いを少しだけ説明します。
メモリアルデーは、日本語で戦没将兵追悼記念日と訳されます。メモリアルデーは兵役中に亡くなった兵士を追悼する日です。ベテランズデーは、戦時中または平時に軍隊で立派に務めた全ての人に感謝し称える日です。
平時とは?戦争や事変のない時。平和な時。「―の備え」⇔戦時。(引用: goo辞書)
補足: 赤いポピー(花)を身につけるのはメモリアルデーです。
4. ベテランズデーのイベント
ベテランズデーのイベントと言えば毎年11月11日ニューヨーク市で行われるパレードが有名です。
2016年America’s Paradeは、2001年に起きたアメリカ同時多発テロ(9.11)の15周年追悼として、砂漠の嵐(英語: Desert Storm)25周年としてベテランズデーのパレードが行われる予定です。
補足: 砂漠の嵐作戦は、1991年第一次イラク戦争の時に行った多国籍軍の作戦。
パレードは、伝統的なオープニングが10時からThe Eternal Light Monument (5th Avenue at 24th Street, Madison Square Park隣り)で行われ、花輪の献花と共に11時に終了します。
ニューヨーク市で行われたベテランズデーの様子は下のビデオからぜひご覧下さい。
5. ベテランズデーまとめ
今回はアメリカの祝日の一つであるベテランズデーを紹介しましたがいかがでしたか?
学校や会社が休みなのかどうか確認を忘れずに!
少しでもこの記事がお役に立てたら嬉しいです!
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