今回はフィアンセビザの申請を始める前にものすごく悩んだ弁護士に手続きを依頼するかどうかについて書きたいと思います。恐らくフィアンセビザを含めその他のビザ申請をする予定の方は弁護士にお願いするかどうか結構悩まれる方も多いのではないかと思います。
ご参考までに私がフィアンセビザを選んだ理由。アメリカ移住はまだまだ先だな〜。という記事ではフィアンセビザ・K3・IR1/CR1の違いや費用、そして私のちょっとした体験談を紹介していますので興味ある方はぜひ読んで下さいね。
*この記事は以前「私がフィアンセビザを選んだ理由パート②」というタイトルで公開していましたが記事内容更新に伴い原題に変更しています。
*アメリカの移民法や申請方法は頻繁に変わります。必ず手続き前にご自身で最新の情報を確認して下さい。
*私はアメリカ移住の為のビザ申請プロセスを経験した者ではありますが専門家ではありません。
1. 弁護士に依頼するか悩んだ理由
まず本題に入る前に私達の状況を少し紹介します。
ビザ申請を始める前に神前式を日本で挙げています。弁護士に依頼するかどうか悩んだ理由は、アメリカに早く行きたい気持ちが強く弁護士に依頼した方が手続きがスムーズかつ早くできるのではないかと思ったからです。
ビザ申請だけでも結構お金がかかる上に弁護士を雇うとなると費用もかさむので弁護士選びを含め慎重に調べました。本格的にビザについて調べ始めたのは2015年の5月下旬。10月にできることなら渡米したいと考えていたのでもの凄い勢いで調べまくりました。
2. フィアンセビザについて弁護士に相談しまくる
まず私達はアメリカの弁護士の無料相談に申し込みました。アメリカには弁護士を紹介するサイトがあり誰でも無料で相談することができます。私達は日本に住んでいたのでスカイプを使って弁護士の方々と話をしました。
恐らく合計10人くらいの弁護士と話したと思います。弁護士事務所の規模によって費用にも差があり、また対応にも差がありました。
だいたい無料相談は30分〜1時間です。中には相談後もメールで質問を受付て下さる方もいました。もし弁護士に依頼するかどうか悩んでいる方はできれば無料相談を利用してその弁護士を信頼できる人かどうかしっかり見極めた方が良いです。
私達が弁護士の方々に相談したのは主に以下の4点です。
- 日本でもアメリカでも入籍をまだしていない
- 10月の姉の結婚式に合わせてできれば渡米したい
- 10月までにビザがおりなくても式には参列したい。ビザ申請中でも渡米は可能か?
- 弁護士にビザ申請をお願いするメリット
3. 弁護士の回答は全員違った・・・
弁護士に相談なんて人生の中で一度もしたことがなく初めての経験でしたので緊張しました。しかも10人の弁護士に話を聞いたら10通りの答えが返ってきてしまい弁護士に相談してスッキリ解決してビザ申請プロセスに入れるかと思ったら大間違い。
私達は移民プロセスってどの弁護士にお願いしても同じじゃないの?って思いました。それではさっそく私達が無料相談で弁護士に言われたことをいくつか紹介します。10通りの回答が返ってきたのでその中でも特に印象に残っている弁護士からの回答を紹介したいと思います。
4. ESTA持ってる?それで来ちゃいなよ!
まさかこれを弁護士に勧められるとは・・・。ビックリ。
つまり、日本人が観光目的で米国に入国するのに必要なビザESTAを使ってとりあえずアメリカに入国してしまえ!ということです。(ESTAは90日間しかアメリカ滞在を許されていません。)
ESTAを使ってアメリカに入り「観光のつもりだったけど気が変わって・・」と言ってアメリカで入籍して、そのままアメリカに住み始め永住権を申請するパターン。
これはだめでしょ。こんなことをする人がいるから正当な方法でビザを申請している人まで取得に時間がかかるんだよ。と個人的に思います。早く一緒にアメリカで生活したいという気持ちはよく分かるけど、この方法でアメリカ入りをするということは入国時にウソをつくことになります。
これは余談ですがESTAを使ってアメリカに入国して式だけアメリカで挙げて、その後日本に戻り、移民の手続きをするというのは大丈夫みたいですね。アメリカ大使館のビザサポートページに書いてあったので確かです。
5. フィアンセビザではなく観光ビザ申請してアメリカ来ちゃいなよ!
一つ上の項目で紹介したパターンとほぼ同じです。違う点はESTAではく観光ビザを申請することです。ご存知の通りESTAを使ってアメリカに入国した場合アメリカに滞在できる期間は90日間。
観光ビザ申請を進めてきた弁護士は「90日では全ての手続きを終えるには無理があるし説得力がない。90日間の滞在で気が変わって結婚というのは後々永住権を申請する時にある面接でつつかれる点だから厳しい」と言っていました。
この弁護士お勧めの手段も説得力ないぞ!と思いつつ熱弁する弁護士の話に耳を傾ける。
弁護士は続けて「観光ビザを使えばアメリカに6ヶ月滞在することができ、K-1ビザより早く取得できるから早くアメリカに入国したいのであれば観光ビザを申請しなさい。そしてアメリカに入国して「やっぱり気が変わって・・・と言って永住権に切替をするのがベスト!」
内心「でた!お決まりのフレーズ!!!」と思いましたよ。しかもこの弁護士最後のベストをめっちゃ強調していましたからね。まだこの弁護士の力説は続くのですが、ここからが度肝を抜かれました。
弁護士は「観光ビザで入国して永住権の申請を始める頃には妊娠していると尚良い!」とさらり。つまりだめ押しで「身ごもっている身体で日本に帰れって言うの〜?」という人情を誘うということですね。
この方法もない。ありえないでしょ。ちなみに申請料とは別にこの弁護士に頼んだら約30万の報酬を払わないといけません。合法でないやり方なのに30万払わないといけない。それでも確実に永住権とれるかどうかも分からない。リスクが高過ぎる!
6. 大人しくフィアンセビザを申請しなさい。
やっとまともな回答がきた〜!!!!
おとなしくフィアンセビザを申請して許可がおりるのを待ちなさいというご意見。合法でないやり方を勧めてくる弁護士が多すぎてまともな回答をくれたのはこの弁護士と他に1人くらい。
合法でないやり方でアメリカに入国するのは良い気が全くしなかったのでフィアンセビザを申請した方が良いと言われたとき何だかすっきりしました。
私達はフィアンセビザ取得までに時間がかかることも承知しており10月までにビザが取れる確率は低いであろうことは十分に理解をしていました。(弁護士に問い合わせた時は5月下旬)気になったのがフィアンセビザ申請中に10月の姉の結婚式参列の為にアメリカに入国できるかどうかという点でした。
この弁護士いわくESTAを持っていれば米国入国は可能ではあるけれど入国できるかどうかは入国時の移民官の判断によるとのことでした。入国審査時の移民官が使うシステムで私がフィアンセビザを申請していることはすぐに分かるらしく、恐らく色々質問はされるであろうとのことでした。下手したら別室で色々話しを聞かれる可能性があるとも言っていました。
この弁護士が言うにはフィアンセビザを申請中にアメリカに観光目的で入国してまた日本に戻るという人もいるけれどできることなら正式なビザがおりるまでは大人しくしていた方が良いとのことでした。
7. まとめ
弁護士に相談した後どうして私達がビザ申請を弁護士に依頼せず自分達で手続きを進めることにしたのかはアメリカのフィアンセビザを取るために弁護士は絶対必要なのか?にまとめています。興味のある方はぜひ読んでくださいね。
色々なパターンを弁護士に勧められましたが全弁護士に共通していたことは以下の通りです。
- まだ日本で結婚しておらず早く渡米することを希望しているならこのまま日本で入籍せずアメリカで入籍する方が良い。
- 弁護士に依頼したからといってビザ取得までの期間が短縮できるということではない。
- 弁護士に依頼しても100%ビザが取れるとは言い切れない。
フィアンセビザもしくはK3やIR-1/CR-1ビザを申請予定の方で弁護士に依頼するかどうか悩まれている方の参考に少しでもなれたら嬉しいです。
少しでもこの記事がお役に立てたら嬉しいです!
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こんにちは。
色々な弁護士に相談されたということですが、
どちらにお願いしましたか?
ゆう様
こんにちは。コメントありがとうございます。返信が遅くなり申し訳ございませんでした。
相談した弁護士は全て無料相談を行っている人数名にお願いしました。相談はしましたが実際の手続きには弁護士にお願いはせず結局全ての手続きを自分たちで終えました。
娘がK1ビザを申請中です。
娘はうつ病で通院中です。
K1ビザがとれないのではないかと過度に心配しています。
うつ病でK1ビザが取れなかったということはあるんでしょうか。
神谷様
コメントありがとうございました。返信が遅くなり申し訳ございません。
お嬢様は現在通院中なのですね。早くよくなると良いですね。さて、ご質問の件ですがうつ病で通院中のためK1取れないないという話は個人的には聞いたことはありません。ですがあいにく私は専門家ではないので絶対に大丈夫ですよとは言えません。もし気になるようでしたら一度無料で相談できるアメリカビザ申請に詳しい弁護士に相談してみるのはいかかでしょうか?もしかしたら何かアドバイスをもらえるかもしれませんよ。
お役に立てず申し訳ありません。無事にお嬢様のK1ビザが取れますように。
k1ビザを申請しようとしているものです。利用したアメリカ弁護士の無料相談サイトをおしえていただけますか?よろしくお願いします。
RTさん
コメントありがとうございます。当時利用したサイトはAvvo(https://www.avvo.com/)のです。K1ビザの手続きがスムーズにいきますように。