アメリカで仕事を探すにはどんな手段があると思いますか?
アメリカで一般的に仕事を見つけるとして挙げられるのは以下の方法です。
- 求人サイトに登録する。
- 気になる企業の求人ページに登録する。
- 知人の紹介。
- LinkedInから直接オファーを受け取る。
- 新卒の場合インターンシップを経て正式に採用される。etc…
などです。今回は今挙げた手段の中の一つアメリカに住む日本人がよく利用する求人サイトを紹介します。
1. アメリカでの就職はそんなに簡単ではない
どんなに日本で働いた経験があっても、アメリカに移住して就職活動をするとなると全てが一からのスタート。
日本の会社のように記述式になっている会社指定の履歴書はないし、コンビニで買える履歴書はない。アメリカで就職活動を始めるには、まず自分で英文の履歴書とカバーレターを準備する必要があります。
履歴書は一つ作ってしまえば使い回しができますが、カバーレターは自分を売り込む道具の一つなので職種によって内容をアレンジするのがマナー。
日本からアメリカへ移住した人にとってアメリカで職歴がないのはとてもネック。1つ目の仕事が決まり、そこである程度経験を積めば2回目以降の転職は最初の職探しに比べたら楽な方だと言われています。
まずは面接にこぎつける為にも自分をしっかり売り込んだ履歴書とカバーレターを作成することはとても大切です。
2. 英語力を証明できる資格がなくても大丈夫
TOEIC750以上、英検2級以上と細かく募集要項に書いてあるのは日本くらい。アメリカは実力勝負なので語学証明書を提出しろと言われることはほとんどありません。
だいたい語学に関する募集要項は「英語でコミュニケーションをとれる人」「英語で読み書きできる人」「母国語と同じくらい英語を流暢に話せる人」と書かれていることが多いです。
もちろん何か語学力を証明できるもの又は留学経験があればそれはプラス要因ですので履歴書に書きましょう。
ただし、TOEICは日本(アジア)でしか通用しない語学試験なので、もしアメリカで語学力を証明したいのであればTOEFL・IELTS・CAE (Cambridge English Examinations)のスコアを履歴書に書いた方がいいです。
3. 日本人在米者がよく使う求人サイトを比較してみました!
日本人在米者向けの求人サイトを紹介します。
① PASONA(パソナ)
恐らくアメリカにいる日本人からの利用者が一番多い求人サイトです。主に日系企業の求人紹介を行っています。(一部アメリカ企業もあり。)
簡単無料登録を利用すると自分で作成した履歴書とカバーレターを掲載することができます。そして自分が働きたいエリアや職種を選択しておくと新着求人があった際にメールで知らせてくれます。
メール登録しても求人紹介以外のメールがくることはありません。
パソナの良い所は迅速な対応をしてくれること。送ったメールにはわりと早く返信をくれますし、就活の進捗状況をメールで定期的に確認してくれます。
パソナに登録するとパソナの求人紹介担当者とスカイプまたは直接パソナのオフィスで面談を行います。面談では英語力の確認(英語で会話をする)と希望する職種や給料の希望を聞かれます。
パソナは就職先の紹介だけでなく派遣もやっているので面談では派遣に興味があるか聞かれます。パソナのサイトは見やすく使いやすいです。
② iiicareer(アイアイアイキャリア)
対応がいまいち。無料登録した後何も連絡がきませんでした。連絡がきたのは登録から一ヶ月以上たって忘れかけていた頃に突然電話がかかってきました。
個人情報が載った履歴書を無料登録させておいて一ヶ月以上放置だったことでまず信用をなくしました。
iiicareerのスタッフは電話での会話を好むのか「電話に出れないことが多いからメール対応の方が助かると」お願いをしてもメールと電話のダブル攻撃。
電話で履歴書に沿って私の職歴の確認をしたいとのことだったので日にちを設定し担当のスタッフと話す機会を設けました。そして約束した日時に電話がかかってきたのですが、なぜか電話越しに子供の声が聞こえてくる。
子供の声はかなり電話口に近いところから聞こえたので「在宅勤務日だったのかな〜」と思いながらあえて突っ込まず。
仕事を紹介するということはじっくりその人の経歴や要望などを確認して私の希望に合う職を案内してくれるのだと思っていたので、電話する場所など細かい点を気にしないところはプロフェッショナルではないと感じました。
そして私が送った履歴書なんて全く目を通してないだろうな〜と思うほど聞いてくる質問がマニュアル通りすぎる。
最後は今まで散々日本語で話しておいていきなり英語で話せと無茶ぶり。英語力知りたいのは分かるけど、もう少し言い方考えればいいのにと思いつつ英語で自己PR。
とにかくiiicaree色々と疑問に思う対応が多かったです。
③ TOP
無料登録を利用するには、まず自己紹介を英語で用意する必要があります。これがないと登録が先に進めません。
エリアごとに求人照会することが可能で日本語で書かれている求人もあります。
残念ながら実際に問い合わせをしなかったので対応等は分からないのですが、日本人向けだけでなく日本人以外の人にも仕事を紹介しているようです。
4. 自分の要望ははっきり伝えよう!
もし求人サイトを利用し担当者と面談することになった場合は必ず自分の要望をはっきり伝えるべきです。仕事がもらえれば何でもOK!にしてしまうと全然希望と違う職を紹介されることがあります。
例えば、面談で担当者に伝えるべきことは以下のような内容です。
- 年収
- 通勤距離と時間
- 福利厚生
- 日系企業でも良いのか、それともアメリカの企業のみ希望か
- 職務内容 etc…
パソナの担当者も仰っていましたが、日系企業はアメリカで働くのが初めてという人には年間25K〜35K(25,000ドル〜35,000ドル)を提示してくるところがほとんどだそうです。
それ以上の給与を希望するには特殊な技術を持っている人やアメリカで仕事を経験したことのある人ではないと厳しいそうです。
5. まとめ
今回はアメリカで就職活動をするのに使える求人サイトを紹介しました。
どの求人サイトも求人を募集している職種内容や給料は掲載していても、会社名は面談日が決まるまで教えてくれないため仕事選びで重要な通勤時間を正確に調べることができません。
会社名をギリギリまで教えないのは候補者が直接企業とやり取りをしてしまい人材紹介をする側が機能しなくなってしまうからだと思うので、それはよ〜く分かるのだが利用者としては正確な会社がある場所を調べてから応募したいのが本音です。
少しでもこの記事がお役に立てたら嬉しいです!
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