アメリカの祝日の一つであるセントパトリックスデー(英語: St. Patrick’s Day)を知っていますか?
今回はアメリカの祝日セントパトリックスデーについて紹介します。
1. セントパトリックスデー(St. Patrick’s Day)とは?
セントパトリックスデーは、アイルランドにキリスト教を広めた聖人聖パトリックの命日です。3月17日はカトリックの祭日でもあり、アイルランド共和国の祝祭日でもあります。
聖パトリック(387年?~461年3月17日)はアイルランドにキリスト教を広めた司教で「アイルランドの使徒」と呼ばれていました。英語では聖パトリック(Saint Patrick)と呼ばれ、またパトリキイやパトリキウスとも呼ばれていました。
使徒とは?
1. 福音を伝えるためにイエス=キリストによって最初に選ばれた12人の弟子。ペテロ(シモン)・アンデレ・ヤコブ・ヨハネ・ピリポ・バルトロマイ・トマス・マタイ・アルパヨの子ヤコブ・タダイ・熱心党のシモン・イスカリオテのユダ。ユダ脱落後はマッテヤが選ばれた。パウロは復活のキリストから委任されたと伝える。十二使徒。
2.神聖な目的に献身する人。(引用)
2. セントパトリックスデー(St. Patrick’s Day)にはどんなことをするの?
セントパトリックスデー(3月17日)には、日本語ではクローバー(三つ葉)で知られているシャムロック(Shamrock)を胸につけてカトリック教会で一番重要な典礼儀式であるミサ(Missa)に行ったりします。
アイルランドの首都ダブリン(Dublin)では5日間の盛大に祝われるためフェスティバル期間にはパレードなどが行われます。
3. アメリカではセントパトリックスデー(St. Patrick’s Day)をどのように過ごすの?
アメリカでは緑色の物を身につけて祝う日から「緑の日」とも呼びます。特に有名なのはイリノイ州シカゴ(Chicago)のダウンタウンを流れる全長251kmのシカゴ川(Chicago River)をフルオレセインで緑色に染め上げる風景です。
フルオレセインとは?
フルオレセイン (fluorescein) は顕微鏡観察に用いられる蛍光色素の一種である。他にも色素レーザーの媒体、法医学や血清学における血痕の探索、色素追跡用途などに広く利用されている。(引用)
環境のことを考えると川を緑色に染め上げてしまって大丈夫なのかな?と疑問に思いませんか?
シカゴ川を緑色に染める行為は当初問題視されたようです。それは当時オイルベースのフルオレセインを使用していたからです。オイルベースのフルオレセインは川の水の質をより一層悪くさせるといことから1966年以降は野菜ベースのフルオレセインを使用するようになりました。
川にまくフルオレセインの元の色はオレンジ色で、オレンジ色のフルオレセインの粉はシカゴ川にまかれると緑色に変色します。(効果は一週間くらい)
シカゴ川が緑色に染められるのは、パレードが行われる(土曜日)朝9:15から始まります。地元の配管組合の協力の元により約45分でシカゴ川に緑色に変わります。
その他にはシカゴ市警察は、身につける警察バッチを緑の三つ葉入りの特別な物に変えます。
ニューヨークでの過ごし方
アイルランド系移民の多い地域や都市ではセントパトリックスデーを盛大に祝います。
ニューヨークのセントパトリックスデーパレードは午前11に44番通り(44th Street)から始まり五番街(Fifth Avenue)に進みます。そして50番通り(50th Street)にある聖パトリック大聖堂(St. Patrick’s Cathedral)を通過し、79番(79th Street)通りに向かいます。
午後5時頃東80番通り(East 80th Street)にあるアイルランド系アメリカ人歴史協会(American Irish Historical Society)でパレードは終了します。
ボストンでの過ごし方
ボストンでもニューヨーク同様に盛大にパレードが行われます。毎年行われる南ボストンのパレードは午後1時にブロードウェイ駅(Broadway Station)からスタート!
P通り(P Street)、東4番通り(East Fourth Street)、K通り(K Street)、東6番通り(East Sixth Street)、トーマス公園(Thomas Park)、テレグラファ通り(Telegraph Street)、ドーチェスター通り(Dorchester Street)、オールド・コロニー大通り(Old Colony Avenue)でパレードは終了します。
ニューロンドンでの過ごし方
アメリカ合衆国ウィスコンシン州にあるニューロンドンでは、セントパトリックスデー期間中だけ町の名前が「ニューダブリン」に変更されます。
セントパトリックデーには緑色に染められたラガービールを飲んだり(緑のビールは少し飲む気が失せる気が・・・)、アイルランド料理を食べる習慣があります。
4. セントパトリックスデー(St. Patrick’s Day)まとめ
今回はセントパトリックスデー(St Patrick’s Day)について紹介しましたがいかがでしたか?
3月17日はアイルランドパブやレストランは大盛り上がりです。日本在中の方でもアメリカ在中の方でも何か緑の物を身につけぜひアイルランドパブやアイルランド料理店に行ってみてください。きっと店内は大盛り上がりですよ。
3月17日は緑色のスカーフ・帽子・上着などを着て街中をあなたも歩いてみませんか?それでは今回はこの辺で。最後まで読んでいただきありがとうございました!
Happy St. Patrick’s Day!
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