初めての出産をアメリカで迎えました。妊娠36週にしてお腹の子がまさかの逆子だと発覚しましたが経腟分娩で娘を無事に出産しました。娘の逆子は治らず(そりゃ36週じゃ回転するにもスペースも羊水も足りないよね)、結局娘は頭からではなくお尻からスッポンと生まれました!
今回はアメリカでの産後の生活(産褥期)に私を支えてくれた「買って良かったアイテム」を紹介します。ちなみに英語で産褥期はPostpartum Period (ポストパータム ピリオド)と言います。これからアメリカで出産を控えている方・アメリカで出産した方の参考に少しでもなれば嬉しいです。それでは早速ご紹介致します!
参考: アメリカ流?悪阻(つわり)を実際に試してみた。果たして効果は?
1. TUCKS(タックス) Cooling Pads: デリケートな部分の縫合と痔の改善に効果大!
これはとても買って良かった大満足の品です。TUCKS(タックス)は痔の症状によくみられる痛み・かゆみ・不快感を軽減してくれるパッドです。TUCKS(タックス)のパッドはウィッチヘーゼルが含まれた丸形のヒンヤリとしたパッドです。ウィッチヘーゼルの効果は以下の通りです。
- 収斂(しゅうれん)作用
- 抗菌・抗炎症作用
- 抗酸化作用
- 止血作用
- 静脈保護作用
デューラに教えてもらったのですが、このパッドは痔だけでなく出産時に裂けて縫合されたお股の回復にも効果抜群だそうです。使い方はとても簡単でナプキンの上に2枚縦並びに置き、ナプキンを交換するごとにTUCKS(タックス)のパッドも交換するだけです。産褥期にだいぶお世話になりました。
2. Preparation H (痔の塗り薬 )
TUCKS同様にPreparation Hには産前だけでなく産褥期にも大変お世話になりました。妊婦は痔になりやすいと聞いていたけど「自分はならないだろう」と根拠もないのに思っていました。が、やはり妊娠30週を過ぎた頃、長時間硬い椅子に座った翌日に見事にいぼ痔になりました。痔は英語でHemorrhoid(ヘモロイド)と言います。私は長いことお付き合いすることになるであろうと思い「へもちゃん」とずっと呼んでいました。笑
最初は薬を使いたくなくて我慢してたけどヒリヒリ痛くて座るのもそーっと痛くないポジションを探して座ってました。でもそんな事に気を使ってはいられないと言う事で主治医に一応使っても平気か確認して使いました。
恐らくアメリカで購入できる痔の塗り薬と言ったらPreparation Hが一番有名どころだと思います。使用して3、4日で痛みは引き元の生活に戻ることができましたが、いぼ痔って痛みが治まっても中には自然に戻らないんですね…。OBGYNの主治医は今イボを押し戻したとしても出産時にまた出てくるからそのまま過ごした方が良いよと言われ痔に関してはそのまま放置。
そして出産後の産褥期にまたこの塗り薬とお世話になりました。出産の痛みよりも痔の痛みの方が私は痛かったな。ご使用前には念の為に主治医に確認してくださいね。
3. Sitz Bath: デリケートゾーンの不快さを早く取り除きたければ絶対におすすめ!
アメリカで出産して産褥期の私の体を癒してくれたのはSitz Bathが一番じゃないか!?って思えるほどのアイテム。これは病院でもらったものですが最初は「こんなのやる人いるの?」と袋を開けずに自宅に持って帰って来ましたがデューラの助言で何でもっと早くやらなかったんだ!と後から後悔したほど。
Sitz Bathのやり方はとても簡単でお湯を張った桶を便器にはめて、その上に座って10-15分しばし癒しの時間を楽しむだけです。お湯の中にEpsom Saltを少し入れると更に効果大ですよ!Sitz Bathは1日数回行ってください。
Sitz Bathがなぜお勧めかというとお湯でデリケートゾーンを温めることによって血行が良くなるので縫合の引きつれ不快感や痔の痛みが軽減され回復を早めてくれるそうです。育児が始まるとなかなかSitz Bathの時間を取りにくいですが騙されたと思ってぜひ1回試してください。じわりじわりと温まってきて腰痛も軽くなります。
4. Cleansing Bottle(クレンジングボトル): 産褥期のデリケートゾーンを清潔に保つ為にあると便利
こちらも病院でもらいました。使い方はボトルの中にお湯を入れてお手洗い使用後、トイレットペーパーで拭く前に患部にお湯をかけて洗浄します。産後はしばらく悪露が続くので患部を清潔に保つ為と縫合箇所をトイレットペーパーで擦らないようにする為に使用します。
毎回お手洗いを使う前にお湯をボトルに入れて…とやるのは結構面倒ですがSitz Bathと同じでお湯をかけ流すと温かくて気持ちが良かったです。
5. Lansionh Nipple Cream 100%ナチュラル
赤ちゃんが舐めても大丈な100%ナチュラルなクリームです。Lactation Consultant(ラクテーションコンサルタント:母乳育児の専門家)が一押ししていたのがLansionhのクリームでした。母乳育児を予定している人は出産前に事前に準備しておくと良いと思います。
クリームはワセリンみたいな透明のクリームで少し固め。私は主にお風呂に入る時に水でしみるのを防ぐ為に乳首にクリームを塗ってから入浴しました。乳首周辺にクリームをつけすぎると赤ちゃんの口の周りがテカテカになってしまうので塗りすぎには注意してくださいね。
6. ヨガボール
産前・産後に大活躍のヨガボール。これは本当に買ってよかった。特に産後、赤ちゃんが泣きやまない時に抱っこしながらリズムよくボヨンボヨンするとあ〜ら不思議!赤ちゃんがピタッと泣き止みます。陣痛緩和にもヨガボールを使いました。
7. Rael オーガニックコットン生理用ナプキン
病院から大きめの生理用ナプキンをもらいましたがそれだけではもちろん足りないのでこちらも出産前に事前に多めに用意しておきました。Raelの生理用ナプキンは日本で使っていた物にとても近いです。Raelの良いところは100%オーガニックコットンで体に害を及ぼす化学薬品を排除して作られている点です。
ナプキンは割と薄手ですが吸収力も高く一度も悪露が漏れることはありませんでした。(普段もこちらのナプキンを愛用しています。)とてもサラサラとしているので蒸れにくいです。アマゾンで買えるナプキンなので足りなくなってもわざわざ産後の体で買い物に行く必要はありません。
退院後、産褥期の最初の頃はOvernight(オーバーナイト)タイプを使用して徐々に悪露の量が減ってきたらLarge(ラージ)→Panty Liners(パンティライナーズ)にサイズ変更しました。Raelの生理用ナプキンはまとめ買いをした方がお得ですよ。
8. まとめ
今回はアメリカで購入できる産褥期を快適にしてくれた厳選アイテムを紹介しましたがいかがでしたか?お国が変われば産後のケア方法も全然違います。育児が始まるとなかなか自分のケアをする時間を取りにくいですが、無理をせず休める時に体をしっかり休めてくださいね!
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