12月31日はアメリカも大晦日!日本では実家に帰省し家族と一緒に食事をして、紅白歌合戦やガキの使いを見て、年越しそばを食べてカウントダウン!
さて、アメリカではどのように12月31日を過ごすか知っていますか?日本とはちょっと雰囲気が異なるアメリカの大晦日(New Year’s Eve)について紹介します。
1. 大晦日はパーリーナイト!?
12月31日はアメリカでもメジャーな祝日のため、ほとんどの人がこの日は休みです。日本の大晦日といえば静かに?穏やかに?過ぎていきますが、アメリカの場合は友人・家族・親戚が集まり大晦日のパーティーを開いたり、各地でセレモニーが開催されるのでそれに参加するという人が多いです。
日本の大晦日に比べたらアメリカの大晦日はとてもにぎやか
大都市に行くと大規模な大晦日のNew Year’s Eveイベントが開催され、イベント開催地は多くの人で混み合います。特に有名なのが、毎年ニューヨーク市マンハッタン(Manhattan)にあるタイムズスクエア(Times Square)で開催されるBall Drop(ボール・ドロップ)という大晦日の祭り(New Year’s Eve festivities)です。
高さ77フィート(23メートル)の柱に取り付けられた、クリスタルで作られた電子のボールがあります。12月31日の真夜中の1分前にそのクリスタルのボールが少しずつ下に下がってきます。
そのクリスタルのボールは真夜中丁度に底面に到達します。このBall Dropというイベントの様子は、アメリカ国内だけでなく海外でも中継されるのでテレビ中継でご覧になったことのある人も多いと思います。
Ball Dropは、第二次世界大戦時期を除き、1907年からずっと続いているアメリカでは伝統のある行事の一つです。ぜひ本場ニューヨークのBall Dropの様子をご覧下さい。ゆっくり下に下がってくるクリスタルボールに注目してくださいね!
ニューヨーク市だけでなく、アメリカ全土の多くの都市や町でオリジナルなBall Dropイベントは開催されます。ニューヨーク市のBall Dropは、年が変わる最後の1分間にボールが下がってくるようになっていますが、各地で行われているBall Dropは、ニューヨーク市とは逆でボールが上昇するパターンもあるようです。
2. New Years Eveの過ごし方
12月31日は連邦が定めた祝日ではありませんが、多くの人や店が年末年始の休暇期間中となります。ケンタッキー州・ミシガン州・ウィスコンシン州の一部州では、12月31日は祝日です。ほとんどの学校が12月31日は休校になります。(12月22・23日頃にはほとんどの学校が休みに入ります。)
公共施設は、閉まっている機関もあれば開いている機関もありますが、時間短縮営業の場合が多いです。
ほとんどの人がクリスマスは家族や親戚と過ごすことが多いですが、大晦日は友達と一緒に年越しパーティーする人も多いです。大晦日は家族のための日という雰囲気はクリスマスほどありません。
3. アメリカの年越し後のテーマ曲はまさかの・・・
蛍の光です。日本では店が閉店するときや、卒業式で歌われる曲でお馴染みの蛍の光。実はこの曲、アメリカでは年越し後、年始に歌われる、または流れる曲なんです。アメリカで初めて年越しをした時は衝撃的で思わず「えええーー!スーパーで流れる閉店の曲じゃん!」と友人にツッコンでしまいました。
蛍の光は英語でAuld Lang Syne(オールド・ラング・サイン)と言います。オールド・ラング・サインはスコットランドの民謡で、年始・結婚式披露宴・誕生日に歌われる曲です。
アメリカでは年越しのカウントダウンが終わると花火が盛大に打ち上げられ、その後みんなで肩を組みながらオールド・ラング・サインを歌います。(なぜ、日本では閉店の曲として蛍の光を使うようになったのでしょうね。)
(Auld Lang Synの英語歌詞 )
Should old acquaintance be forgot,
and never brought to mind?
Should old acquaintance be forgot,
and old lang syne?CHORUS:
For auld lang syne, my dear,
for auld lang syne,
we’ll take a cup of kindness yet,
for auld lang syne.And surely you’ll buy your pint cup!
and surely I’ll buy mine!
And we’ll take a cup o’ kindness yet,
for auld lang syne.CHORUS
We two have run about the slopes,
and picked the daisies fine;
But we’ve wandered many a weary foot,
since auld lang syne.CHORUS
We two have paddled in the stream,
from morning sun till dine;
But seas between us broad have roared
since auld lang syne.CHORUS
And there’s a hand my trusty friend!
And give me a hand o’ thine!
And we’ll take a right good-will draught,
for auld lang syne.(引用)
4. 年末年始におすすめの映画
年末年始は自宅でゆっくりという人へおすすめの映画をいくつか紹介します!
【ロマンス/ラブ・コメディ】
- Sleepless in Seattle (1993年)
- Bridget Jones’s Diary (2001年)
- About a Boy (2002年)
- Sex and the City (2008年)
- New Year’s Eve (2011年)
5. アメリカの大晦日の過ごし方まとめ
今回はアメリカの大晦日(New Year’s Eve)の過ごし方を紹介しましたがいかがでしたか?
しっとりした雰囲気の日本の大晦日に対して、花火がドーーーンと打ち上げられ盛り上がるアメリカの大晦日。アメリカでは年末年始よりもクリスマスの方が1年の中でも最も気合の入るイベントなので、年明け2日目から仕事を再開する人も多いです。
ちなみにアメリカには年賀状はありませんが、あえていうならクリスマスカードがアメリカ版年賀状です。カード売り場にはもちろん「Happy New Year」の文言が入ったカードも陳列されていますが、多くの人はクリスマスカードに「来年も良い年になりますように・・!」と一言添えて郵送します。
日本でもよく知られているアメリカの代表的なイベントは下の2記事でも紹介しています。アメリカの生活について興味のある人はぜひ読んでくださいね!
参考: アメリカのハロウィンは本格的過ぎて夜は完全に肝試し状態
参考: サンクスギビングデー(感謝祭): 家族や親戚が集まる大切な日
最後まで読んでいただきありがとうございました!
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