妊娠が発覚し喜んでいたのも束の間。人によって症状も違ければ、始まるタイミングも終わるタイミングも違う悪阻。アメリカの人はどのようにして悪阻を乗り切るか知っていますか?
今回は産婦人科医・先輩ママさん・妊娠出産の本から得た情報を紹介していきます。実際に試してみた感想も紹介していますが、人によって効果があったりなかったりするので参考までに読んでいただけると嬉しいです。
1. 悪阻の症状
まず始めに私の悪阻がどんな症状だったのかというと、空腹になると気分が悪くなる食べ悪阻と吐き悪阻の両方でした。自分でもまさか両症状が出るとは・・・という感じでした。初診前の5週目半ばから食べ悪阻が始まり、悪阻のピーク期(8週~11週)と言われている9週目から吐き悪阻に見事シフトしました。
(アメリカでの初診はだいたい8週目以降です。それ以前だと受け入れてくれる病院はほとんどなく、保険適応外になるそうです。初診検査については別の記事で紹介したいと思います。)
食べ悪阻の頃は、急にある特定の日本の食材が食べたくなったり常に何か食べていないと気持ち悪くなってしまうので空腹を避けるためにとにかくちょこちょこ色々食べていました。
特に食べたくなった日本の食べ物は、梅干し・山芋・納豆・そうめん・蕎麦屋のカレーうどん・ラーメン丸(チキンラーメンの仲間のお菓子)などでした。食欲はあるのにピザや脂っこい食べ物は一切食べれませんでした。
吐き悪阻の頃は、基本的に脂っこい物以外は吐き悪阻なのに何でも食べることができ香水や強い人工的な香り以外は全く問題ありませんでした。でもいつも原因不明で急に気分が悪くなり一日のうち数回は嘔吐していました。
悪阻が終盤を迎えたのが16週入ってからで気分が良い日が続いたり、一日の中で数時間だけ気分が悪くなったりしていました。ネット・友人達からの話・本から16週までには悪阻の症状はなくなる(軽くなる)と情報を得ていたのに全く終る気配のない私の悪阻・・・。確かに軽くなったような気はするものの「一体いつ終るんだーー!?!?」という気持ちが日に強くなり主人の前で大泣きしたりしていました。
ご存じの方も多いと思いますが、英語で悪阻はMorning Sickeness (モーニングシックネス)と言います。モーニングなんて付いていたら悪阻は朝だけなのか?!と思われますが私の場合はオールデーシックネスでしたよ・・・。
それでは以下、さっそくアメリカの妊婦さんが行っている悪阻対策を紹介していきます。
2. アメリカ人お勧めの悪阻対策を効果のあった順に紹介!!
①ジンジャーエールなどのソーダ類を飲む
紹介する中で一番効果があったのが実はこれでした。特にジンジャーエールは神的存在でどんなに気持ち悪い時でもジンジャーエールさえ飲めば落ち着きました。自宅にも職場にも常にジンジャエールのストックを置いておいていつでも飲めるように準備しておきました。(飲みすぎ注意)
ジンジャエールといってもスーパーに行くと何種類も売っていて中には甘味が強くてジンジャー(生姜)のピリッと感が足りないという商品もあるので注意してくださいね。お勧めはCANADA DRY(カナダドライ)かSeagram’sのジンジャーエールです。ちなみに糖分控えめバージョンは味がちょっと違うので効果は少ないかもしれません。(私には合いませんでした。逆に変な味がして気持ち悪くなりました。)
ジンジャーエールの他にはアメリカで最近流行っているLaCroixというスパークリングウォーターも効果がありました。これは持論ですがソーダを飲むとげっぷが出て胃がすっきりして吐き気が少し収まるのかな?と思いました。
②ジンジャーキャンディーを舐める
これもジンジャエールに続いて効果のあった方法です。やはり生姜は吐き気や胃のむかつきを抑えるのに適しているんだと改めて実感しました。お勧めはGIN・GIN the ginger people。味は生姜のピリッとした感と程よい甘さで、飴玉は少し小さめです。
ポケットやカバンに何個か入れておくといざという時に良いですよ。この飴はスーパーで手軽に購入することができ、手軽にいつでも口にすることができるのでジンジャエールを飲みにくい移動中や仕事中に食べるのがお勧めです。
③起きたらすぐにベットの上でクラッカーを食べる
これは正直効果があったのかどうか私の場合は微妙でした。枕元にクラッカーを置いておいて起きたらすぐにそれを食べるという方法です。何で起きたらすぐにクラッカーなのかというと、主治医曰く起きたらすぐにクラッカーを食べると胃液を吸収してくれるので吐き気が緩和するらしいのです。(朝は得に胃液のせいで気分が悪くなるらしい。)悪阻がひどい人はクラッカーとソーダを組み合わせるのが良いみたいです。
クラッカーを食べても吐いてしまうことはあったのですが(クラッカーは吐きにくいです!)、クラッカーに蜂蜜を少しつけて食べる方法がヒットしてしばらくはまっていました。私は塩分を気にしてあえてノンソルトのクラッカーを買って食べていたのですが、先輩ママさんいわく通常の塩付きタイプの方が悪阻には効くそうです。
④トルティーヤチップスを食べる
これもクラッカーと似ていて塩分が悪阻に効くという理由でトルティーヤチップスをお勧めされました。食べているときは美味しく感じるのですが、食べてしばらくすると気持ち悪くなりました。特に食べ終わった後味が口の中で気持ち悪かったです。
⑤吐き気に効くツボを押す
これはナースに教えてもらったのですが私には全く効果ありませんでした。内蔵の働きに関係する内関(ないかん)を押すと良いらしいのですが、押した場所が間違っていたのか?効果なし・・・。
ツボを押すくらいなら寝てしまった方が気持ち悪さは軽減されました。ツボの見つけ方は以下を参考ににしてくださいね。
内関」の見つけ方は?
手のひらを上に向けた状態にし、手と手首の境目になっているしわの中央から、指をひじに向かって3本分置いたところが「内関」です。見つけやすく、何気ないときでも押しやすい場所にあります。
「内関」の押し方は?
指で押す場合は、少し強めに押します。1回の指圧は6~8秒で、断続的に7セット繰り返すと効果的です。消化器系の不調を感じたら、この指圧をこまめに行うといいですよ。
(参考:こそだてハック)
⑥Preggie (プレギー) Pop Drop (飴)
これは残念ながら試す機会がなかったのですかアメリカの妊婦さんの間でよく知られている飴です。パッケージに妊婦さんの絵が描かれているくらいなので効果は期待できるのかもしれません。
ナチュラルな材料で作られていて安心して舐めることができるそうです。スッキリした味わいたいで酸味の効いたラズベリー・タンジェリン・レモン・グリーンアップルが入っています。
悪阻の時出なくても気分転換に舐めるのも良いかもしれませんね。
上記以外ではまった物
ここからは私が悪阻中にはまったものを紹介します。はまったといっても不思議なことにブームはすぐ終わってしまうので食べて満足した物の紹介と言った方が正しいかもしれません。
①男梅のキャンディーと干し梅
これは悪阻期間中ジンジャエールに続いて私を支えてくれました。アメリカでもアジア系や日系スーパーに行くと買うことができます。ただし値段は日本の3倍くらい・・・。干梅は梅が中国産なのがちょっとマイナスでしたが気持ち悪さが治るなら!!という気持ちで食べてました。「男梅」というネーミングは強烈ですね。
②ゆかりを混ぜたご飯(おにぎり)
酸味のあるゆかりを使ってミニおにぎりを作って一日のうち何回かに分けて食べていました。ゆかり入りオニギリはご飯が冷えていた方がなぜかより美味しく感じました。
③ネバネバ系の食材
本当は納豆と山芋が食べたくて食べたくて仕方なかったのですが、我が家からアジア系スーパーは遠いのと納豆は日本から冷凍で送られてくるので鮮度が落ちていてあまり美味しくない上に値段は日本の3倍!
なのでオクラをよく食べていました。オクラと梅に鰹節とポン酢をかけて食べると美味しいですよ。
④歌を歌う
これが意外と効きました。よく歌った歌は天城越え・ジュピター・朝倉マキさんのHeroという曲です。気分転換にもなりお腹から声を出すとスッキリしました。毎朝出勤にしつこいくらいに大声で歌っていたので主人にはちょっと申し訳なかったです。
⑤深い深呼吸をする
クラッシックや穏やかな音楽を聴きながらゆっくり深い呼吸(腹式呼吸)をすると気持ちが落ち着きました。瞑想(メディテーション)も良いそうですよ。
3. まとめ
悪阻を軽減するする方法といっても何も効かないということも体調によってはありますよね。「いつまで続くんだろう・・・」とネガティブな気持ちになった時に友人に言われた「いつか必ず終る日が来るから大丈夫!」という言葉にとても励まされました。
今もし悪阻で悩んでいるという方は絶対に無理をせず横になれるようであれば横になって仮眠をとったり、好きな音楽を聴いたりして気分転換してくださいね!
最後まで読んでいただきありがとうございました。
少しでもこの記事がお役に立てたら嬉しいです!
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