近年、日本でもイベントの一つとして扱われるようになっているイースター(復活祭)。イースターと言われればウサギと卵を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか?でも実際イースターがどんな祭りなのかを知っている人は少ない。
イースターをより楽しみたいという方はイースター(復活祭)について簡単に学んでみませんか?今回はイースターについての紹介とアメリカではどのように過ごすのかを紹介したいと思います。
1. イースター(復活祭)はキリスト教における最も重要な祭り
イースターは英語でEasterと書きます。日本語ではイースター、または復活日(復活祭)と訳されます。
イースターは十字架にかけられて亡くなったイエス・キリストが十字架からおろされ墓に埋葬後3日目に復活したことを記念(記憶)する特にキリスト教にとって最も大切な祭りと言われています。
ではキリスト教徒だけがイースターを祝うのかというと決してそういう訳ではありません。宗教とは関係なしにイースターに関連する催し物に参加する人も多くいます。
2. イースターはいつ?
イースター(復活祭)は基本的に「春分の日(3月20・21日)の後の最初の満月の次の日曜日」に祝われるため、年によって日付が変わる移動祝日であるのが特徴です。毎年イースターは日付は変わるものの必ず日曜日に祝われます。
最初の満月の次の日曜と言われても「この日だ!」となる人は少ないはず。ご安心ください。iPhoneのカレンダーやgoogleカレンダーなどは自動的にイースターの日をカレンダー上に表示してくれます。
イースターは連邦の祝日ではありません。
3. イースターはどんなことをするの?
イースターの日曜日は多くの教会で特別な礼拝が行われます。礼拝以外では、子供のいる家庭では卵(ゆで卵)をカラフルにデコレーションをします。(ゆで卵でないといけないという決まりはないのですが、生卵だと色付けしている最中に割ってしまう可能性もあるのでゆで卵がお勧めです。)ゆで卵以外では白いプラスチック製の卵に絵を描くという場合もあります。
卵のデコレーションに使うキットはスーパーやAmazonで購入することができるPAAS Neon Tie Dye Fun Expressions Easter Egg Decorating Kitがオススメです。使わなくなったコップ・新聞紙・お酢を用意してこのキットは使ってくださいね。使い方を紹介しているビデオリンクを用意しました。英語での説明にはなりますがとても分かりやすいのでぜひ参考にしてください。
イースターと言えばエッグハント!
子供が(大人も!?)卵に絵を描く以外で盛り上がるのがエッグハントです。エッグハントは隠された本物の卵や卵の形をしたチョコレートやキャンディーを探し出すゲームです。子供たちはバスケットを片手に卵探しに大奮闘!宝さがしみたいで付き添いの大人も一緒に楽しめます。
主人も子供の頃、庭に隠された卵を誰が一番多く見つけられるか兄弟で競いあったようです。「楽しかったなぁ〜!」としみじみ語っていたので子供にとってとても良い思い出になるアクティビティの一つであることは間違いないと思います。
実はエッグハントはちょっとしたビジネスチャンスでもあり、企業アピールのため会社の敷地内に卵を隠して多く卵を見つけ出した子ども(家族)に景品をプレゼント!なんていう企画もあるくらいです。ぜひ地元のエッグハントに関連するイベントをチェックしてみてくださいね。
大人向けのイースターイベントはビールハント!
イースターは子供だけのためのイベントではありませんよ。大人向けにはエッグならぬ「ビールハント」があります。探し出すのはビールです。ビール瓶もちゃんとカラフルに絵付けされています。
若干ルールは開催地によりますが昨年参加したビールハントは、ビールを見つけたらそれを飲み干し、それから次のビールを探し出し、より多くのビールのカラにしていくというのがルール。お酒飲めない人は見てるだけ~のイベントですね。飲み干してから次のビール探しという点がまたシビア。笑
4. アメリカではイースター・ディナーにどんなご飯を食べるのか?
我が家はキリスト教でもなく全く宗教とは関わりがありませんので特にイースター・ディナーの伝統的な習慣はありません。親戚や家族と集まって夕飯を一緒に食べるくらいです。
家庭によってはイースターの日を盛大に祝うため、クリスマスやサンクスギビング並に豪華な食事を用意するというところもあるようです。ここでは参考までにいくつかの料理を紹介したいと思います。
- Braised Lamb Shank (子羊の蒸し煮)
- Garlic-Herb Roasted Chicken (ガーリックハーブ・ローストチキン)
- Roasted Ham or Lamb (ロスートハム、ローストラム)
- Panettone (パネットーネ: ドライフルーツを混ぜて焼いた菓子パン)
5. イースター・バニーとは?
何でイースターにうさぎが関係するのか気になったことはありませんか?
イースター・バニーは英語でEaster Bunny、Easter Rabbit(イースター・ラビット)、Easter Hare(イースター・ヘア)と言います。Hare(ヘア)はノウサギという意味です。もっとも一般的に使われるのはイースター・バニーまたはラビットです。
イースター・バニーは、イースター・エッグを運んでくるウサギのキャラクターで、ウサギは最初の子供がまだお腹の中にいるうちに次の子を宿すことができる多産なので「生命の復活と繁栄を祝うイースターのシンボル」となっています。
イースター時期になると英語圏やドイツではウサギの形をしたチョコレートが販売されます。
6. 日本でのイースターイベント
イースター(復活祭)は日本では馴染みが薄くイースター自体知らないという人も多くいました。
近年では春になるとイースター・エッグやイースター・バニーを取り入れた商品やイベントなどが展開されるようになっています。
春になると東京ディズニーランドでは「ディズニー・イースター」、ユニーバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)では「ユニバーサル・イースター・セレブレーション」が開催され、これらのイベントを通してイースターの認知度が日本でも上がったように思います。
日本はキリスト教国ではないですが、クリスマス・バレンタインデー・ハロウィンに続いてイースターも注目され始めています。(大分宗教的な色彩は薄められていますが・・・)
7. イースター(復活祭)まとめ
さて今回はイースターについて紹介しましたがいかがでしたか?
子供がいるご家庭では家の中や庭に卵を隠してエッグ・ハントを楽しんでみてはいかがでしょうか?Happy Easter!最後まで読んでいただきありがとうございました。
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