アメリカに住む人々の主な交通手段は車です。公共交通機関が発達していてる地域では車をあまり使うことはないかもしれませんが、ちょっと都心から離れると車なしでは生活困難というほどアメリカでは車は必須アイテムです。
新車を買うか中古車を買うかは人によって異なります。自分がどのくらいコストを車にかけたいかによって判断は異なります。日本で車を買ったことがない人もアメリカで車を買わざる終えない状況になるかもしれません。
さて今回は、アメリカで中古車を選ぶ時に注意したいポイントを紹介したいと思います。中古車とは言え、決して安い買い物ではないのでポイントを押さえて自分の気に入った車を購入しましょう!
1. 中古車ディーラー vs 個人売買
アメリカで中古車を買う方法は大きく分けて2通りあります。それは中古車ディーラーと個人売買です。中古車ディーラーは英語で「a used car dealer」と言います。
中古車ディーラーから車を買う場合は、まず中古車を販売しているディーラーのウェブサイトを確認してから気になる中古車を何車か選び、ディーラーに連絡を取るというのが一般的な流れです。
個人売買は、友人・家族・親戚間、クラシファイドを通して売買のやり取りを行います。中古車ディーラーと個人売買のどちらが良いかは個人の判断によります。
ちなみに我が家は、車を買い替えたいと思った時期に友人・知人に車を売りたいという人がいなかったこと、クラシファイドも見てみたのですがあまり良い車がなかったことから中古車ディーラーを通して車を買うことにしました。
2. アメリカで中古車を買うときに気をつけたいポイント
さてここからは、アメリカで中古車ディーラーまたは個人売買で車を買うとなった場合に必ず確認すべきポイントをスッテプごとに紹介していきます。購入方法に関わらず、中古車を選ぶときの参考にして頂ければ嬉しいです。
ステップ1: 予算を決める
中古車に限らず、数多くの車メーカーから自分が購入したい車1台を絞り出すのは結構大変です。まずは、絞り込みの作業の1つとして予算を決めましょう。
好きな車のメーカーから絞り込むの良いですが、アメリカではトヨタ・ホンダ・日産は人気車メーカーなので韓国メーカー・アメリカメーカーより値段が高い場合が多いです。
また、車は買って終わりということではなくメンテナンス(修理・点検)費用がかかります。特に中古車は、タイヤのすり減り・エンジン具合によって思わぬ出費がかさむことがよくあります。
そして、毎月支払わなければならない車の保険料のことも頭に入れて車を購入する予算を決めましょう。アメリカで運転歴がない人は保険料が高くなる場合が多く、また、4ドアよりも2ドアの方が保険料は高くなります。
ステップ2: 中古車の絞り込みリストを作る
おおよその中古車購入費用が決まったら絞り込みリストを作ることをおすすめします。リストを作ることで中古車販売ディーラーのウェブサイトを使って車を選ぶときも絞り込みがしやすくなります。
この段階で車の年式も確認しておきましょう。5年、10年前の年式と2年、3年前の年式だと値段に差がかなりあります。
ステップ3: 値段を調べる
気になる中古車の絞り込みができてきたら販売価格の値段を必ず調べましょう。
ディーラーによって同じ車のメーカー・年式・色によって設定されている販売価格が違うことがあります。気になる中古車の値段・価値・レビュー評価を調べるにはKelley Blue Bookというウェブサイトが便利です。
車のメーカー・年式・走行距離(マイル)・コンディションを選択すると自動的に値段を計算してくれます。
ステップ4: 車のヒストリーレポートを確認する
中古車の購入が友人や家族・親戚からであれば、どんな人がその車を使っていたのか事故歴の有無などを確認することは容易です。もし中古車をディーラーや友人・家族以外で個人売買をしている人から買う場合は、必ず車のヒストリーレポートを確認することをおすすめします。
AutoCheck とCarfaxがアメリカでよく知られている車のヒストリーレポートを確認するのに信頼性のある会社です。車のVehicle Identification Number (VIN)、またはUS license plate numberを入力するだけで簡単に検索をすることができます。
スッテプ5: ディーラーに連絡をとる
気になる中古車があったらいきなり販売店には行かず、まずは電話(メール)で連絡を取ってみましょう。直接話すことでどんなディーラーなのか確認することができます。
また、直接問い合わせをすることで広告には載っていなかった情報も入手できることがあります。話した感触が良ければ中古車を実際に見て、試験走行(テストドライブ)をしたい旨を伝えアポイントメント(予約)と取りましょう。
*テストドライブをした日に車の修理工場に車を持っていき、点検を行ってもよいかどうか事前に確認しておくことをおすすめします。
スッテプ6: テストドライブ
特に中古車を買うときは必ずテストドライブを行ってください。個人売買の場合も同じです。もし可能であれば車に詳しい友人や家族と一緒にテストドライブに行くことをおすすめします。
- 外傷はあるか?かすり傷、凹んでいる箇所はあるか?
- 車の中は綺麗か?保管状態は良いか?
- エンジン音はどうか?(車の中だけでなくエンジンをかけたまま外に出てみてください。)
- エアコン、車内灯、ヘッドライト、ブレーキライト、オーディオ等電気系統は正常に作動するか?
- 座った心地はどうか?見にくくないか? etc…
テストドライブが終わったら、可能であればディーラーまたはオーナーにサービスレコード(service records)を見せてもらってください。サービスレコードを見ることで定期的にメンテナンスに出されていたかどうかを確認することができます。
ステップ7: 修理工場に車を持っていき点検してもらう
乗り心地もよく「この車ならいいかもな!」と思ったら購入前に修理工場に車を持っていき最終点検をしてもらいましょう。購入意欲が高い場合は、ディーラーを訪ねる前に事前に近くにある修理工場を探して値段を確認しておくことをおすすめします。
点検費用はだいたい100ドル前後で、所要時間はだいたい30〜50分くらいです。
点検終了後にどの箇所に問題があるなど診断結果を教えてくれるので専門家の結果を聴いてから購入するかどうか最終判断をしましょう。
ステップ8: ディーラーまたはオーナーと値段交渉
修理工場の点検後、例えばエンジンの交換が近々必要になる等何か気になることを言われた場合、そのことをディーラーに伝えてください。値下げしてくれる場合が多いです。
値段交渉の他に、購入後○ヶ月保証など何か条件を付けるのも良いと思います。
ステップ9: 書類手続きと支払い
購入することを決めたらあとは書類の手続きと支払いをして終了です。
書類の手続きをする際に車の保険に加入している必要があるので忘れずに手続きを行ってください。支払いはディーラーによって異なりますが、小切手で支払いになる場合が多いです。
スッテプ10: 車の引き渡し
手続きが無事に済んだら購入した車を引き取って手続きは全て終了です。
アメリカでは車検システムはありませんがせっかく購入した車なので定期点検を必ずしましょう!
3. アメリカで中古車を買うまとめ
今回はアメリカで中古車を買う10スッテプを紹介しましたがいかがでしたか?
日本で車をあまり運転しなかった人もアメリカでは運転せざる終えないという状況が必ずやってきます。運転に対して苦手意識を持っている人も多いですが、まずは広くて交通量の少ない道から慣らしていきましょう!
実際にアメリカで車を買う人におすすめなウェブサイトは下の記事で紹介しています。ぜひ読んでくださいね!
参考: アメリカで中古車を選ぶのにおすすめなウェブサイト5選
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