先日、日本大使館にて無事に娘の日本のパスポート申請を終えました。申請時に注意すべきことと二重国籍の注意点を備忘録を兼ねてまとめました。
結論から言うと手続きは必要書類がしっかり揃っていればスムーズに申請できます。アメリカ在住でこれから日本のパスポートの申請予定の方の参考になると嬉しいです。
1 米国で日本のパスポートを申請する為に必要な書類と準備
娘はアメリカで生まれたアメリカ人(夫)と日本人(私)のハーフです。日本のパスポートを申請した時の娘は
- 年齢は1歳未満 (申請時は生後10ヶ月)
- 米国で生まれたので米国籍所持
- アメリカのパスポート取得済み
アメリカで日本のポスポート申請(新規)に必要な書類は以下の通りです。最新の情報は最寄りの大使館ホームページで確認をしてください。
- パスポート申請書類
- 証明写真 (縦45ミリ×横35ミリ・縁なし)
- アメリカの出生証明書(Birth Certificate)
- アメリカのパスポート
- 日本国籍保有者の日本のパスポート
- 戸籍謄本または住民票の写し1通
- 申請料 $55(受け取り時) *料金は2019年時点での金額です。料金は毎年変わるので最新の情報を大使館のホームページで確認してくださいね。
2 日本のパスポート申請の手順を詳しく紹介!
上記でアメリカで日本のパスポート申請をするのに必要な書類が確認できたのでここからはステップごとに私が行った手続の準備を紹介していきます。難しいステップはないので最寄りの大使館のホームページを確認しながら準備を進めていきましょう!
ステップ1: 日本から戸籍謄本の写しを入手する
在米日本大使館では戸籍謄本の写しを代理で取得してくれません。なのでアメリカで日本のパスポートを作成するには申請前にあらかじめ日本の市役所から戸籍謄本を郵送してもらう必要があります。私は日本いる母に代理で戸籍謄本の写しを取得してもらいアメリカまで郵送してもらいました。
【余談】結婚したことにより私の名前を筆頭に戸籍が新たに作られたので日本にいる実母に戸籍謄本の写しを取得してもらうには委任状が必要だと思ったのです。ところが母が私の書いた委任状を持って市役所に行ったところ「あなたとお嬢様は親子関係なので委任状は必要ありませんよ~。」と言われ委任状なしで簡単に戸籍謄本を取得できたそうです。私、本当に無知でした・・・。わざわざ2週間弱かけてアメリカから遥々委任状を送ったのに・・・.。
もし日本に代理で頼める人がいない場合は市役所に一度確認してみてください。他の方のブログを読んでいたら市役所の人がアメリカまで郵送してくれた!という人もいたので、もしかしたら何か手段があるのかもしれません。
ステップ2 : パスポート申請の書類作成
娘は0歳児なので申請できるのは5年有効のパスポートです。(ネイビーのパスポートですね!)
書類作成は2種類の方法があります。1つ目は日本大使館で用意されているパスポート申請書類を使い窓口で記入する方法。そして2つ目はオンラインで書類作成する方法です。
私は今回オンラインで書類を作成しました。パスポート申請書類をオンラインで作成し、印刷した用紙を大使館窓口に持参すると申請手続きはとてもスムーズです。(不備などがなければ15分くらいで申請は終了です。)
【書類作成の注意点】
私はアメリカでは主人の姓を名乗っていますが日本の戸籍上は旧姓のままです。なので私の戸籍に入っている娘も日本のパスポートには私の日本の姓で申請することになります。主人の姓はカッコ書きで追加して申請することができるようなので今回はその方法をとりました。カッコ書きにすると以下のようになります。
日本のパスポート: (例) Andrea Sakiko Yamada (Hess)
アメリカのパスポート: (例) Andrea Sakiko Hess
カッコ書きを希望する場合はパスポート申請書類の最後のページの旅券面の氏名表記の項目でカッコ書きの名前を書きます。
ステップ3: 日本大使館窓口で手続
パスポート用の写真と書類が準備できたら最寄りの日本大使館で手続を行います。私の最寄りの日本大使館は昼休憩中はお休みなようなので、大使館に行く前に受付時間を必ず確認してください。(手続に必要な書類はこのブログ記事の冒頭部分に書いてあります。)
窓口では必要な書類を提出し受付の方が不備がないかどうか確認してくれます。そして「ハーグ条約は知っていますか?」と聞かれました。ハーグ条約は国際結婚カップルで子持ちの方は理解しておく必要のある大切なことなのでぜひ一度検索してみてくださいね。【補足】大使館ホームページに記載ある以下のページを確認しておくと良いと思います。
最後にパスポート受け取りに必要な受理票を渡され申請手続は終了です。不備などなければ約15分くらいで完了!
ステップ4: 日本大使館で新しくできたパスポートの受け取り
申請したパスポートは5業務日以降に交付されます。パスポートは本人のみ受け取りことができるので、乳幼児であっても必ず本人が窓口に出向く必要があるので注意してください!受け取りには申請時に渡された受理票と申請料(現金のみ。お釣りのないように準備)が必要です。
最後に補足
大使館の人に確認したところ二重国籍者は必ず日米両方のパスポートを所持している必要があるそうです。使い分けは以下の通りにすると良いそうです。
アメリカを出発して日本に入国する時 → アメリカではアメリカのパスポートを提示、日本入国時に日本のパスポートを提示
日本を出発してアメリカに入国する時 → 日本のパスポートを提示して出国、アメリカ入国時はアメリカのパスポートを提示
最後まで読んでいただきありがとうございました。少しでも参考になれば嬉しいです!
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