サンクスギビングウィークが終わるとアメリカは一気にクリスマスモードに入ります。
毎年11月に入ると「あ〜、今年ももうあと2ヶ月で終わりか・・・」と物思いにふけながらもホリデーシーズンに入るため気持ちもちょっとワクワクします。
さて今回は、本場アメリカのクリスマス事情について紹介したいと思います。日本でもクリスマスは人気イベントの一つですが、アメリカではクリスマスに対する思いはかなり強いです。
それではさっそくアメリカのクリスマスについて紹介していきまーす!
1. そもそもクリスマスって何?
日本にいた頃はクリスマスの由来や意味なんて正直考えたこともありませんでした。(いかに流れに乗っているか分かりますね。)
アメリカはご存知の通り移民の国であり、様々な宗教や文化が存在するため失礼な言動を取らない為にも、アメリカ移住後は「どんな意味合いの込められた催し物なのか」ということを事前に調べることが増えました。
アメリカに住むのであれば、やはりアメリカの文化や習慣について知ることって大切だなと個人的には思います。
さて本題に戻りますが、クリスマスはイエス・キリストの誕生を祝う祭りです。クリスマス・イブが12月24日、クリスマスは12月25日です。クリスマスはイエス・キリストの誕生を祝う祭りですが、キリスト教で最も大切な祭りは「復活祭」です。
クリスマス・イブの夜に豪華なクリスマスディナーを食べて、クリスマスの朝プレゼントを開けるというのが一般的なクリスマスの過ごし方です。
2. クリスマス期間中アメリカで過ごすなら注意したいこと
日本では宗教に関係なくクリスマスというイベントを楽しむ人が多いですが、宗教上アメリカではクリスマスを祝わない人たちもいます。その事をぜひ頭の片隅に置いておいてくださいね。
クリスマス近くなると挨拶代わりに道ですれ違う人に「Merry Christmas!(メリークリスマス)」と声を掛け合うことがあるのですが、相手がクリスマスを祝わない宗教を信仰している人かどうか分からないため「Merry Christmas!」の代わりに「Happy Holidays!(ハッピーホリデーズ)」を挨拶に使うことが無難です。
3. 日本ではクリスマス=恋人同士で過ごすイメージが強い。さてアメリカは?
100%クリスマスは家族・親戚と一緒に過ごします。クリスマスの日に友達のクリスマスパーティーに参加する、彼・彼女と二人で過ごすなんて言ったら家族全員から非難轟々になることは間違いありません。
それだけアメリカではクリスマス=ファミリーイベントという意識が強く、思入れの強い祝日の一つです。家族のイベントに彼・彼女を連れて行くのはもちろんOK!です。(家庭によってルールが若干異なる可能性もあります。)
4. クリスマスツリーはいつまで飾るの?
サンクスギビングデーが終わるとクリスマスツリーの販売が始まります。アメリカでは本物のクリスマスツリーを飾る家もあれば、組立式のクリスマスツリーを飾る人もいます。
クリスマス直前になると元気のない、または、形がちょっといびつなツリーなど売れ残りツリーしかなくなってしまうため、クリスマスツリーの購入を検討している人は早めに買う事をおすすめします。
クリスマスツリーを飾り始める時期は各家庭によって若干ばらつきはありますが、12月に入るとすぐに家の外のイルミネーションを飾り、ツリーを飾る家が増えます。ちなみにハロウィンもそうでしたが、アメリカのクリスマスイルミネーションはかなり気合が入っています。
クリスマスツリーを片付けるのは1月に入ってから
クリスマスツリーはクリスマスが終わったらさっさと片付けてしまうのかというとアメリカではそんなことはありません。新年が明け、1月の中旬くらいまではツリーを飾っています。(さすがに1月中旬になるとツリーが乾燥して葉に元気さはなくなっています。)
そして飾ったツリーをどのように処理するかというと、我が家では自然に返すという意味で庭の草木が生い茂った場所にツリーを置き、自然に堆肥になるようにします。その他には、は木・枝・枯れ葉専用回収日に廃棄に出す方法があります。
5. クリスマスには何を食べるの?
アメリカのクリスマスではどんな食べ物が食べられるか知っていますか?
各家庭によってクリスマス伝統メニューがありますが、だいたいクリスマス定番料理といえば、ハム・七面鳥(ターキー)・マッシュドポテト・グレービーソース・キャッセロールなどです。
もしかしたらお気づきの人も多いかもしれませんが、クリスマス定番メニューはサンクスギビングデーに食べるメニューとほぼ同じです。
アメリカではチキンは食べない
日本ではクリスマスといえばチキンを食べますよね?KFCのCMなんかも12月に入るとよ〜くみますよね。アメリカでは、もしかしたら一部の家庭ではチキンを食べるかもしれませんがクリスマス定番(伝統)メニューではありません。
日本にいた頃、主人(アメリカ人)がクリスマスの日にKFCに行列を作る日本人の姿を見て不思議がっていました。当時はクリスマス=チキンでしょ!と思っていましたが、これは完全なる日本だけの伝統?だったんですね。
アメリカにはクリスマスケーキはない
これも主人が驚いていたことの一つです。生クリームたっぷりのケーキにイチゴがのったケーキ、クリスマスの飾りがついたブッシュドノエルetc… クリスマスの日にケーキを食べるのは日本だけらしいのです。
じゃ、アメリカでは何を食べるのか?というとクッキーです。クリスマスクッキーが本場アメリカのクリスマスのデザートです。子供がいる家庭では、クリスマスイブにサンタクロースのためにクッキーを焼きます。そして、暖炉近くやプレゼントを入れてもらう靴下付近に置いてサンタクロースに食べてもらう・・・という習慣もあります。
6. クリスマスカード
アメリカではクリスマスカードを家族・親戚・友人に送る習慣があります。また、クリスマスカードには新年の挨拶も含んでいます。
Eカードはなるべく避ける
最近では手軽さがメリットのメールで送るEカード(デジタルカード)が流行していますが、クリスマスカードを送るならEカードは避けた方が良いです。アメリカでは、送られてきたクリスマスカードはクリスマスツリーの下や部屋の中に飾られます。そのため、Eカードでクリスマスカードを送ってしまうと部屋の中に飾ってもらえません。
クリスマスカードを送る相手の宗教を考慮する
2の項目で触れましたが、宗教上クリスマスを祝わない人もいます。もしカードを送る相手の宗教が分からない場合は「Merry Christmas」ではなく「Season’s Greetings」または「Happy Holidays」と書きましょう。
日本では「X’mas」と使う人がいますが、これはアジア圏のみで使われている表現です。和製英語という説もあるようですが間違った英語と解釈する人もいるようです。なのでアメリカで「X’mas」という表現は使わない方が良いと思います。
クリスマスカードは12月中旬頃に相手に届くようにする
クリスマスカードを送る時期は特に定まっていませんが、もちろん遅いよりは早めに送った方が良いです。クリスマスカードを送る時期は、12月中旬くらいに送り手に届くように手配するのが一般的だと言われています。
12月の第2週目には手続きを済ませておくとよいですよ。12月に入ると郵便局は大混雑するので、クリスマスカード作成と郵送は計画的に行うことをおすすめします。
7. クリスマスディナーに呼ばれたらマストで用意するもの
もしクリスマスディナーに呼ばれたら、クリスマスカードとクリスマスプレゼントを持って行きましょう。特別な日にせっかくお呼ばれしたのに手ぶらで行くのはマナー違反です。
家族のクリスマスディナーであれば、事前にギフト交換なしとか何もいらないと言われる可能性もありますが、特に決めごとがない限りはカードとプレゼントのセットはマストで持って行くアイテムです。
プレゼント選びって悩みますよね〜。そんなに高価である必要はないと思うので「クリスマスディナーに読んでくれてありがとう!」という気持ちを込めて何かプレゼントを用意してくださいね。
8. アメリカのクリスマスまとめ
今回はアメリカのクリスマスについて紹介しましたがいかがでしたか?
日本とアメリカではクリスマスの過ごし方に大分差がありますよね。アメリカでは家族が集まるとても大切なクリスマス。クリスマスの期間中はごちそうを食べる機会も増えるので体重増加が気になりますが、まあ、休暇中なので良しとしましょう!
Happy Holidays!!
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